本記事では、HoloLens 2を開封した我々の興奮と喜びのスペクタクルと、HoloLens 2の機能やスペック、使用した所感等々、大御所の方々に負けないくらい情報量が沢山ある記事を書いていきます!(震え声)
おはようございます。てくいの!MR担当の証拠です。もう1年の半分が終わったって本当ですか?学生生活から抜け出すと本当に日々過ぎるのが早いですね……。7月に入ってやっと梅雨らしい梅雨がやってきました。MR機器ないしPCなど、デバイス系には湿気は大敵なので、雑に放置して故障しないようご注意ください。やはりPCは何もしなくても壊れる!
来たる2020年7月2日、ついにHoloLens 2がMicrosoft 公式サイトから法人・開発者向けに発売され、(誰でも)HoloLens 2を手に入れることが出来るようになりました。弊社でも、社用HoloLens 2を昨年12月ごろから熱望していまして、ついに!!ついに!!!!!
目次
HoloLens 2 届いてた!!!
緊急事態宣言中に届いてた!!出社制限につき、HoloLens 2を開封しに行けない日々が長く続き……。6月1日、てくいの皆マスク姿の完全防備の中、会議室でやっとHoloLens 2の開封を行いました。ヒラタニ本部長主導のもと、かなり雑にフィルムを破り去り、さあ開封です!
箱の中に箱が入ってる。この楕円型のケースはHoloLens 2を持ち運び、保管するためのキャリーケースです。42万円もする精密機械なので、持ち運びには十分気を付けたい所です。キャリーケースに入れているとはいえ、落っことしたり振り回したりするのはご法度です!
おお!!!!!HoloLens 2だ!!!!!(語彙力0並みの感想)
以下「Hololens 2のハードウェアの話」でセンサーやカメラ等々について詳しくご説明します。この時カメラ係だったうぇるだん師匠の若干の手ブレから、こちらまで興奮が伝わってくるようです。
HoloLens 2本体に付属しているのは、キャリーケース、18W PSU(USB Type-C対応充電器)、1mのUSB-Cケーブル、レンズの汚れを拭うクロス、安全と規制に関するガイド(保証内訳)と説明書の6点です。
ドヤ顔のうぇるだん師匠。ちなみにまだHoloLens 2の電源は入っていません。この状態のままでは、ただのちょっと重いHMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。
HoloLens 2のセットアップ作業が終わり、氷の上でスケートするペンギンを眺めているヒラタニ本部長です。ウィズコロナの時代ではフェイスシールド代わりにマスク+HoloLens 2……?かなり少し不審ですね。資金力と気概がある方はぜひお試しください!私もHoloLens 2付けて出社したい……けど通報されないですかね?
HoloLens 2のハードウェアの話
ほーん……流石公式……詳しいな……(分かってない)以下、私が撮った実際のHoloLens 2の写真を元にハードウェア要件についてちょいちょい触れつつ一緒に勉強していきましょう!
HoloLens 2を正面から見て真ん中の位置にカメラが付いています。このカメラでは、自分の見ている光景のスクリーンショットやビデオを撮ることができ、さらにDevice Portalを使うと、リアルタイムでPCからもHoloLens 2が見ているホログラムや景色の確認が可能です。プレゼンを行う時など、周りの人にもホログラムを共有したいときに有用です。
本体左部分の横についてある輝度調整ボタンから、HoloLens 2で表示されるホログラムの輝度を調整できます。MRデバイス、ARデバイスの仕様として、炎天下など明るい場所では、外部環境の明るさにホログラムの表示輝度が負けてしまい、ホログラムが上手く表示できません。そういう場合にホログラムの輝度を上げればホログラムが見やすくなります!(限界はあります)
深度センサーは、3Dセンサーとも呼ばれ、人や物体などの対象物の形状を立体として捉えることができるセンサーです。今見ている環境の奥行きや利用者のハンドジェスチャーの認識を行っています。
環境センサーはその名の通り、ホログラムを表示するための環境を認識しています。物体の裏にホログラムを置くと、表からは物体に被って見えない、という仕組みはこのセンサーの力によるものです。遠くなればなるほど認識の精度は少しずつ下がりますが、かなり精巧に物体や壁の検出が可能のようです。(所感)
写真上部でちょっとヘタっているのは、オーバーヘッドストラップです。柔らかい素材で出来ているので、着け心地も気にならない程度です。また、必要ないと感じたときには取り外しも可能です(安定感のためにも着けておいた方が良いかと思います)。HoloLens 2本体を持ち運ぶときには、ここを持つと安心です。
デバイスには必須の、音量調節ボタンが本体右側に付いています。音量調整ボタン2つ同時推しで景色のスクリーンショット、同時長押しでビデオキャプチャが可能です。いちいちWindowsメニューを表示しなくて済むので、面倒くさがりには最適なショートカット機能です。
HoloLens 2後ろ側に、ベルトの調整ホイールがあります。頭のサイズによってベルトの締まり具合を調整可能です。ちょっと狭いくらいが前面のディスプレイが動かなくていい感じです。個人の好みによって調整できるのが嬉しいです!
HoloLens 2後方右側に電源ボタンがあります。電源OFFの状態から押すと、電源が付いて虹彩認証画面(Windows Hello)またはPIN入力画面が表示されます。電源ONの状態から、1回押しでスリープ状態、5秒長押しで電源OFF、10秒長押しで強制再起動です。軽快なぽんぽーん♪という音と共に「ご利用ありがとうございました」の文字が出て電源がOFFになります。スリープ状態を電源OFFになったと勘違いして放置して、充電が無くなったのに気付かず慌てたのは私だけではないはず……
充電ボタンの下に充電インジケーターがあります。ライト5つで残りの充電容量を表示してくれます。もし電源が付かない!という問題が発生したら、とりあえず少しの間放置して充電してみましょう。一回0%になってしまうと、ある程度充電されないと電源が付かなくなるみたいです。(私調べ)
充電インジケーターの下に、USB Type-Cコネクタがあります。充電口兼データの送受信口です。PCとHoloLens 2間でデータの送受信をしたい場合、本体に付属されているUSB-Cケーブルを繋ぐと、PC側での操作が可能になります。Device PortalまたはMicrosoft HoloLensアプリを使うと、WiFiを利用した写真・ビデオデータの送受信も可能です!
アイトラッキング用の赤外線投射機とセンサーがグラスの内側に付いています。HoloLens 2を起動した際の虹彩認証や、アイトラッキングでブラウザを閲覧・スクロールするときなどに使われます。
左右のベルト中央に薄型のスピーカーが内蔵されています。なので、こう……ベルトを雑に扱ったり、ぐにぐに曲げたりすると、バキッといきます。42万円がHoloLens 2が悲しい末路を辿ります。重々注意してください!!HoloLens 2を持ち運ぶときや頭から外すときは両手でベルトを持つ、またはオーバーヘッドストラップを持って移動させてください!
額が当たる位置にブロウパッドがあります。ふわふわです。汚れたときは濡らしたタオルで拭う程度で汚れは落ちるかと思います。ここだけ情報量が少ない……!( ˘ω˘ )
実際にHoloLens 2を買ってみよう
実際にHoloLens 2を買ってみよう!!!!(ツッコミ待ち)……発売当日、好評を博し過ぎたHoloLens 2は、2020年7月22日時点では在庫切れになっています。しかし、たまに在庫が復活していることを確認しているので、欲しい!!!!という方は、公式サイトをちょくちょく覗いてみてはいかがでしょうか。クソザコエンジニアの私にはHoloLens 2を買えるような資金力は無く………………(´;ω;`)ブワッ
HoloLens 2の転売は許すまじ!と書かれています。個人で転売屋さんをするメリットがHoloLens 2に関してはイマイチ思いつきませんが……。HoloLens 2は返金対象にならないと書かれていますが、購入から1年間は初期不良などの故障による修理をMicrosoft 社が受け付けていますので、安心してください!
上部写真は、HoloLens 2の在庫がある時に撮ったスクリーンショットです。左からHoloLens 2の保管、持ち運びに使うキャリーケース、充電器とケーブルのセット、ブロウパッド(額当て)、オーバーヘッドストラップ、Azure KinectもHoloLens 2と一緒によく購入されているようです。一番右側のAzure Kinectはまた別の機会にご紹介するかも知れませんし、しないかもしれません(HoloLens 2とは少しだけ毛色の違った製品なので……)。いや、ブロウパッド10個セット?利用者によってブロウパッドの交換が出来るように、ということでしょうか……?(゜-゜) 潔癖のきらいがある方には必需品かも知れないですね。……多分。
まとめ+α
HoloLens 2でどんな光景、ホログラムが見えるのか、というところに関しては次回から、証拠の記事で続々書いていきます。本記事で書こうと思っていたのですが流石に長くなってしまう……!社内での使用者の所感としては、概ね好評というか、不評を買ったことはありません!(不審がられていますが)
xR業界は、進む5G化やHoloLens 2+Magic Leapの発売で大いに盛り上がっています。IT勉強会支援プラットフォームのconnpassやTECH PLAYでも、HoloLens、VR、AR、MRに関する沢山のイベントが開催されています。また、Microsoft社が開催したイベント、de:code2020のセッションの中で、MRコミュニティのHoloMagiciansがSpecial Thanksとして取り上げられるなど、日本のMRコミュニティが大きく発展していることが周知されています。xRには興味があるけど、HoloLensもVRゴーグルも持ってないし……という方でも、パソコンまたはスマートフォン一つで圧倒的なxR体験が出来るようになっています。もし少しでも興味をお持ちなら、xRセミナーや勉強会に顔を出してみたり、てくいの!ブログの更新を待ってみるのはいかがでしょうか!(ダイレクトマーケティング)